4.挽板フローリング又は3層フローリング
表面の部分をロータリー単板でなく、スライス単板を使用したフローリング。無垢フローリングと突板フローリングのいいとこどりをしたようなフローリングです。 15ミリのフローリングの場合表面の無垢の部分は2ミリから4ミリ程度、後は合板です。 寸法安定性があり床暖房に使用出来ます。無垢フローリングよりも幅広で木目もいいものが多いです。 また、突板フローリングでは出来ない、オイルで仕上げたものや、無塗装で現場で塗装出来る商品もあります。 金額はそれなりに高価で、同じ樹種の無垢フローリングよりも高価な商品もあります。 写真のフローリングはウォールナットの3層フローリングで層厚が15ミリ、無垢の部分が3.5ミリです。 #
by aso-seikatu
| 2016-06-17 15:44
3.無垢のフローリングにもいろいろある
厚みが15ミリのフローリングであればその全てが同一の木で出来ているのが無垢フローリングという事になります。無垢となるとその木種によって継目の位置や木目が変わります。 パインや杉等は3.6mほど継目なし、ナラ等は継目がかなり入り、商品によっては工場で継いで1.8m程度で現場に入ってくるものもあります。 無垢材は当然デメリットもあります。木目は突板タイプよりもそれほど良くありません。(いい意味では自然です)木種によっては節が多かったりパテ処理している部分もあります。寸法安定性の問題や季節による収縮もあります。 また専用の商品以外床暖房は出来ません。 仕上も塗装、オイル浸透、無塗装とありますので見本で確認して使用します。 写真の商品はアメリカンブラックチェリーオイル仕上げの90ミリ巾です。 #
by aso-seikatu
| 2016-05-02 16:22
2.突板タイプのフローリングは表面がどのような構成になっているか?
表面が本物の木の突板タイプもそのほとんどが表面の部分は0.2~0.5ミリ程度です。 オーク等の目のいい突板を着色し、ラインナップをそろえています。 また、銘木フローリング等の名称で突板の部分をウォールナットやハードメープル等を使用しているものもあります。その場合でも突板の厚さは0.2~2ミリ程度です。 薄くても天然木なので、木目の表情や色合いは独特で年数が経つと色も変化します。当然ですが、目が良くて突板の厚いものが高価になります。 写真のフローリングはマンションで直貼りするタイプの商品。 層厚さは10.5ミリ。突板の部分は0.2ミリから0.3ミリでキズの付きにくい塗装がされています。 #
by aso-seikatu
| 2016-04-01 09:00
木の床材をフローリングと呼ぶことが一般的です。
住宅で使用するフローリングに関してはほんとうにピンキリでどれがいいか一概には言えません。 機能での分類、材料での分類、金額での分類等が考えられますが、もっと細かい分類も出来ます。 フローリングについて連載で解説します。 1.選ぼうとしているフローリングは木なのか? 当たり前の事のようですが、実は表面が木でないフローリングもたくさんあります。 住宅メーカーがつくる新しい住宅で木に見える部分は、ほとんど木が使用されていません。木に見えるドアも枠も巾木もです。 多くは木の模様の化粧シートです。 それと同じでフローリングでもシートを貼ったものが多くあります。これが本当に良く出来ていて私共プロが見ても木なのかシートなのかわからないほど良く出来たものもあります。そして薄い突板を貼ったものよりもシートのほうが高価な事もあります。幅広で木目も美しく見え、機能的にも多機能の物が多くあります。 使用したことのある化粧シートのフローリング キズは付きにくく、ホットカーペットもOKの高機能の商品 #
by aso-seikatu
| 2016-03-18 13:44
1階にリビングか2階リビングか設計時からいつも悩みます。
これに関しては家族、土地、その他もろもろの事を踏まえ時間をかけて検討する必要があります。 2階にリビングを配置すると眺望と日当たりが良くなります。構造的な理由から間仕切りの少ない空間となり、屋根の形そのままの天井も楽しめます。 ただどうしても、外部との関係が1階リビングの時よりも希薄になってしまいます。庭を眺める、庭にでる、そのような事が出来ない事が家として寂しく感じる時があります。その辺がオフィスと少し違う部分です。 可能であれば2階リビングに隣接したバルコニーを配置出来ると、生活がずっと豊かになります。 空を見る、天気を感じる、外部に出る事でそんなありふれた事が出来る事ようになります。 建築面積に入らない、跳ね出したバルコニーの寸法は1m以下ですが、もうちょっと寸法があるといろんな使い方が考えられます。 写真は松の見える家のバルコニー部分です。ここはある程度の大きさをとりました。「わー外は寒いね」とか「月がきれいだね」とかいいながら、ちょっとリビングから出れるように考えました。 この外部空間がある事が2階リビングでの生活を楽しくしていると思います。 #
by aso-seikatu
| 2016-02-01 13:30
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